中学生が音楽の成績を上げるには

音楽の成績を上げたいと思っているけれど、具体的にどうしたらよいかわからない中学生もいるのではないでしょうか。歌もうまくないしリコーダーも苦手だから成績はこれ以上あがらない、とあきらめている人もいるかもしれせん。でも、音楽の成績は実技の上手下手だけで成績がついているんじゃないんですよ。先生はどこをチェックしているのかを知って、具体的な対策をしてみましょう。自分にもできることがあるはずです。

音楽の評価観点

中学校の音楽の授業で成績を評価をするポイントは、次の4つと決められています。

観点
音楽への
関心・意欲・態度
音楽表現の創意工夫 音楽表現の技能 鑑賞の能力
主旨音楽に親しみ,音や音楽に対する関心をもち,主体的に音楽表現や鑑賞の学習に取り組もうとする。音楽を形づくっている要素を知覚し,それらの働きが生み出す特質や雰囲気を感受しながら,音楽表現を工夫し,どのように表すかについて思いや意図をもっている。
創意工夫を生かした音楽表現をするための技能を身に付け,歌唱,器楽,創作で表している。
音楽を形づくっている要素を知覚し,それらの働きが生み出す特質や雰囲気を感受しながら,解釈したり価値を考えたりして,よさや美しさを味わって聴いている。

これだけでは少し分かりにくいので、それぞれの観点内容をもう少しかみくだいてみましょう。

A 音楽への関心・態度・意欲とは

音楽の授業や今習っている学習内容に、興味を持って積極的に学んでいるかどうかです。
つまり、やる気があるかどうか。

この観点に関しては、音楽の授業中いつでも評価されていると考えてください。授業を真剣に聞いているかだけでなく、楽器の練習中や音楽鑑賞中の態度、忘れ物、グループや全体で話し合う時の発言などが評価されます。

ここで1つ気をつけてほしいことがあります。それは、心の奥底で学習内容についてものすごーく熱い想いを持っていても、それが秘めたる想いでは先生には伝わりません。先生は感じ取ることができなければ、評価できないのです。だから、先生が気づきやすいように、わかりやすく態度で示してあげましょう

・先生の説明やクラスメートの発言は、話している人の顔を見ながら真剣に聞く。
・発言する機会があれば、積極的に発言する。
・歌や楽器の練習は一生懸命する。
・音楽鑑賞中も眠そうな顔はしない!
・実技練習中におしゃべりしたりふざけたりしない!
・プリントに記入する時は、スペースいっぱいに書く。むしろ余白まではみ出してもOK。
・プリント記入はちゃちゃっとすませずに、与えられた時間を全部使う。
・クラス全体やグループで役割を決める時は、積極的に立候補する。

B 音楽表現の創意工夫とは

歌を歌ったり楽器を演奏したり曲を創作するときに、課題となる音楽の歌詞や曲調の特徴を感じとって、実際にどうやって歌ったり演奏すればよいのか考えることです。実際に演奏する前段階のお話しです。

歌詞の内容が希望に満ちあふれている曲なのに、ぼそぼそと歌ったり暗ーく歌ったりしたら変ですよね?

音楽の特徴は、歌詞だけでなくその曲のリズム、速度、強弱、音のつながり、音の調子(長調は短調など)に注目します。お手本を聞いた時は耳から、楽譜を見たときはそこに書いてある音楽記号から、感じ取ります。

実際の実技ではなく、ここではどうやって表現したら曲に合ったものになるだろうか?と考えることが重要です。実技が下手でも、この観点では関係ありません!

・お手本を聞いたり楽譜を見たときに、できるだけ多くの特徴を探し出す!
・その特徴をいかすには、どういった工夫が(どのように演奏したら)よいか考えて書き出す。
・感じたり考えたことは、発言したりプリントなどの提出物に書く。
・グループに分かれて練習するときは、自分の意見をしっかり言う。
・先生が特徴として話したことやグループで出た意見を、プリントや自分の教科書にメモする。

C 音楽表現の技能とは

Bの創意工夫した点をふまえて、実際に上手に実技(歌ったり、演奏したり、曲を書いたり)できるかどうかです。

「音楽が苦手で~」という人が、成績が悪い理由だと思っているのは、この観点であることが多いですね。でも実際は、4つの観点のうちの1つでしかありません。

実技のテストや最後の合唱、合奏があるかもしれませんが、技能の評価はその時だけでされるのではなく、普段の授業か評価されています!気を抜かないで。

・苦手ならたくさん練習をする。家でもする。先生や上手な人にコツを聞く!
・先生から注意をうけている点は特に丁寧にする。
 (ここの部分はなめらかに弾くんだよ、とか、この部分はタンギングをしっかりね、など)
・下手だと自分で思っていても、自信をもって大きな声や大きな音で演奏する。
 (小さい音ほど上手に実技をするのは技術が必要です。)
・音の強弱はやりやすいので、必ずしっかり取り入れる。
・テンポは一定に演奏する。
 (できる所だけ早くてできないと遅くなるのはダメ)
・練習時間は一生懸命やる。下手な人ほどたくさんやる。
 休み時間にも練習していると、先生には意欲がある事も知ってもらえます。

D 鑑賞の能力とは

音楽を聴くときにただ耳から入った音を聞くのではなく、その音楽の特徴を感じとって(Bの最初を同じです)、教科書や先生の説明で知った曲の背景とからめて鑑賞できているかどうかです。

ここでもポイントは、「曲の特徴を感じ取ること」と「曲の背景」を組み合わせた感想を書くことが重要です。

例えば、「ハッピーバースデーの歌」で。
”ハッピバースデートゥユー ハッピバースデートゥユー ハッピバースデーディア〇〇~ ハッピバースデートゥユー”を聞いて、この歌は明るい雰囲気で、同じフレーズを繰り返し、「ディア〇〇」の部分はスピードがゆっくりになる、と感じとったとします。

誕生日の歌だから明るく元気でお祝いする気持ちを表しているのではないか。
誕生日をみんなで祝えるように同じフレーズを繰り返して簡単な歌になっているのではないか。
誰が誕生日か強調してお祝いしているという気持ちを示すために、名前の部分がゆっくりになっているのではないか。

この例は適当ですが、「感じ取った事」と「曲の背景(誕生日にみんなで歌う歌)から連想される心情」を組み合わせて感想を書くことが大事です。

・曲を聴いた時に、感じたことをたくさん書く。
・教科書に書いてある曲の背景をちゃんと読んで理解する。
・作曲者がその曲を表現するためにどんな工夫(音の強弱やスピード、曲の構成など)をしたと思うのかを書く。
・感想を用紙いっぱいに書く!
・曲の背景として、題名だけじゃなく曲ができた時代背景や文化についても触れる。
・具体的に、「曲のどの部分がどうなっていた」と書いて先生が読んで理解できるようにする。
・先生の説明はヒントなので、感想に盛り込むこと!

ペーパーテストについて

学期末で定期テストがある学校もあるでしょう。テストで問われるのは知識ですが、音楽の場合は知識や理解が単独の評価観点になっていません。問題ごとに関連する4つの観点に評価がふりわけられます。授業でやったことはもちろん教科書のテスト範囲に書いてある用語はしっかりと覚えておきましょう。

特に、音楽の歴史や文化については、なじみが薄いものもあるかもしれませんが押さえておくべきポイントです。

・歌った歌の歌詞。
・習った歌や曲の音楽記号、作詞作曲者名、何調か
・音楽技法の名前
・鑑賞した曲の名前、作曲者名、時代背景など
・教科書に書いてある音楽の文化や歴史、音楽家の名前
・先生が授業中に話した注意点

音楽記号や曲の調についてちゃんと覚えていない生徒は、一度問題集を使って知識を整理して覚えておくとよいですよ。

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まとめ

音楽の評価は4つの観点からされます。
それぞれの場面で4つが単独で評価されるわけではない。たとえば、合唱のパート練習中には、「意欲・関心・態度」、「音楽表現の創意工夫」、「音楽表現の技能」が評価されています。

普段の授業中に、バンバン評価されています!

ペーパーテストは、各問題がそれぞれ対応する4観点に評価は割り振られます。テスト範囲と習った内容をしっかり覚えましょう。
音楽記号に自信がない場合は、問題集を使って基本的な知識をまとめて覚えてしまいましょう。

たくさん書きましたが、最初はできそうな事を1つでも2つでも試してみてください。
成績を上げるために一生懸命やっているうちに、だんだんと知識が増え実技も上達して自然と音楽が好きになることもよくあります。



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