話の内容が頭に入りやすくなるための英語長文のコツです。その1では「主語と述語に注目しながら」読みましょうと書きました。
「誰がどうした」とすばやく理解するために、2つ目のコツとして長文に出てくる登場人物を確認しましょう。かんたんにできることなので、長文を読むときはぜひチェックするくせをつけましょう。
新しく出てきた登場人物をチェックする
中学生の英語の長文は、複雑なシチュエーションはでてきません。誰かと誰かがどこかに行ったり、手紙を書いて近況を知らせたり。
状況が複雑ではない中で文を長くするためなのか(?)、短い文章の割に多くの登場人物が出てきます。名前を日本人ではないためなじみがない場合もあるでしょう。なかなか頭に入らないかもしれません。
その中で、登場人物を記憶に残りやすくするために、新しく出てきた人を丸で囲んでみましょう。
この文章では、「ノブユキ」と「彼(ノブユキ)の両親」が登場人物として出てきます。
5行目に”his mother”と”his father ” が出てきますが、「彼(ノブユキ)の母」と「彼(ノブユキ)の父」は「彼の両親」のことなので、新しい登場人物ではありません。
丸をつけないように注意しましょう。また、同じように会話の中の” I ” はノブユキのことなので、これにも丸はつけません。
ここでは見やすく赤で丸をつけていますが、ふつうに鉛筆やシャープペンで書いてください。
意識することで情報が整理される
長文を読みながら内容を覚えておくためには、「メリハリをつけて読む」ことが重要だと以前に書きました。
登場人物に意識を向けるということは、そこにポイントを重くおくということです。メリハリがこれで1つつくんですね。
たったこれだけか~と思うかもしれませんが、かんたんにできることなので今日から長文を読むときは登場人物に丸をつけて「誰が」出てきたのか意識しましょう。
おまけ
もう少しメリハリをつけたい人のために。
その登場人物がどれだけ重要なのかということも意識すると、よりメリハリをつけて読むことができます。
この長文の中の、主役は誰なのか?準主役は?その他大勢は誰?
登場人物の把握になれてきたら、考えてみてください。
1文1文の「誰がどうした」だけでなく、長文の話題をつかみやすくなります。