国語の読解問題は、必ず最初に次のような一文が書かれています。
「次の文章を読んで、あとの問いに答えよ。」
この一文はテストを受けたことがある人なら必ず目にしていると思いますが、今まで意識したことはあるでしょうか?
国語の読解問題は、必ず答えの根拠となる問題文があります。
それを読んで、そこに書いてあることを答えれば良いわけです。
答えは必ず問題文に書いてあります。
文章を読んで内容を理解しているかを調べるのが、読解問題です。
ですので、文章を読んで答えるものでも、漢字や文法をたずねられていたり、文章を参考にあなたの考えを書きなさいという作文の問題は、読解問題ではありません。
ここでひとつ問題です。
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次の文章を読んで、あとの問いに答えよ。
「Aさんはりんごが好きです。Bさんはみかんが好きです。Cさんはりんごもみかんも好きです。」
問1「Aさんが好きな果物はなんですか。」
問2「りんごが好きなのは誰ですか。」
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さて、正解だったでしょうか?
問1の答え:りんご
問2の答え:AさんとCさん
このぐらいの文章だったら、正解した人も多いでしょう。
ちゃんと文を読めて、内容を理解できていますよね。
これと同じように、国語の問題でも文章中にちゃんと答えが書いてあります。
では、どうして読解問題は難しく感じるのでしょうか。
それは、文章が長いこと。
使われている言葉が難しいこと。
答えがそのままずばり書かれていないこと。
書いてあることがわかっても条件の文字数にまとめられないこと。
などが考えられます。
でもね、必ず答えは問題文の中に書かれているんです。
これだけは、忘れないで国語の読解問題の勉強をしてくださいね!
問題を解いてまちがえた時は、必ず答えが問題文のどこに書いてあるのかを確認するようにしてください。
そして、問題が難しく感じる原因を解決する勉強をしていけば、必ず国語の読解力はあがります。