【国語読解】正しく内容把握できているかは、選択問題でチェックせよ

国語の読解問題の勉強を1からするには、一人でするのは簡単ではありません。

できれば一緒に勉強して、自分の読み方や捉え方があっているかを確認してくれる人がいてくれるといいのですが、そうもいかない人も多いでしょう。

そんな中で一人での学習に一番向いているのは、選択問題です。

選択問題を使って、読解問題を独学する方法を説明していきます。

選択問題を使った勉強方法

使う教材

高校入試や実力テストぐらいの長さの文の読解問題

長めの問題文を正確に内容理解することが目的なので、問題文が短い問題集では物足りません。

実力テストや入試過去問でも良いのですが、できれば解説が書いてある問題を使うと勉強がしやすいです。

もし迷ったら、「出口汪のシステム中学国語」を使用してください。

この中の選択問題を一題選びます。選択問題とは、「次のうちから選びなさい。」となっていて、答えを選択肢から選ぶ問題です。

選択問題はいくつかあると思いますが、内容について問われている問題を選びましょう。

  • どうしてだと筆者は述べていますか。
  • どういうこと(気持ち)ですか。
  • どうしたのですか。
  • どうしてですか。

などが、内容について問われている問題です。

  • 言葉の意味を答えなさい。
  • 表現方法が同じものはどれですか。
  • 文法的に同じものはどれですか。

などは違います。

勉強の流れ

次の流れで勉強を進めます。

  1. 問題文(長文を読む)
  2. 設問に線を引く
  3. 設問の選択肢に線を引く
  4. 問題を解く
  5. 答え合わせをする

1問題文を読む

まずはじめに長文を1回通読(最初から最後まで読むこと)します。

すらすら読めますか?
読めない場合は、読む練習もしてくださいね。

2設問に線を引く

いよいよ問題解きに入っていきます。

一題選んだ選択問題の設問を読み、重要な部分に線を引きます

例えば、次の問題を例として考えます。

問1 それは、複雑適応系の動向に関する問題であり、単純な因果関係の理解にはならないのである。とはどういうことか。次のうち、最も適切なものを選べ。

引用:平成26年度東京都立高校入試問題より

「どういうことか」と尋ねられているので、解答は下線部分と同じ内容が書かれている選択肢を選べばよいわけです。

ですので、この場合、「どういうことか」と「最も適切なもの」に線を引きます。(時々、「適切でないものを選べ」という問題もあります。この場合は、要注意なので二重線を引いたり丸をつけておきましょう。

問1 それは、複雑適応系の動向に関する問題であり、単純な因果関係の理解にはならないのである。とはどういうことか。次のうち、最も適切なものを選べ。

3 設問の選択肢に線を引く

次に、設問の選択肢を読みます。

選択肢にも線を引くのですが、ここは重要ところに線を引くわけではありません。

一定の長さに区切って、選択肢の内容すべてに線をひきます

例をあげます。

【問1】

 ア 乱獲による動物や植物の絶滅の問題は、人々の抱くイメージが関係するなど、科学的ではない理由が大きな影響を与えるということ。

 生物多様性の減少など多くの要素を含む問題は、原因の排除で解決するのではなく、より広い視点で捉えるべき問題であるということ。

引用:平成26年度東京都立高校入試問題より

このような選択肢があった場合、文が長すぎるので、区切って考えます。

【問1】

 ア 乱獲による動物や植物の絶滅の問題、人々の抱くイメージが関係するなど科学的ではない理由が大きな影響を与えるということ。

 生物多様性の減少など多くの要素を含む問題は、原因の排除で解決するのではなくより広い視点で捉えるべき問題であるということ。

文の区切り方に決まりはないので、自分の頭の中に入りやすい長さにしましょう。どれくらいがよいか分からなかったら、上の例のように句点(、)ごとに区切ってもいいですね。

また、短い文の時は、区切らなくても良いですが、線は引いておきましょう。

冬でも青々と葉っぱを茂らせて茎を伸ばす様子

葉を作り出す芽が動物のよい餌になる様子

引用:2014年度長野県立高校入試より

4 設問の内容が本文中にあるか探す

ここまで準備ができたら、いよいよ答え探しに入ります。

設問で線を引いた部分が、本文中に書いてあるかどうかを探します

書いてあったら○、違うことが書いてあったら✖、書いてあるかどうか見つけられなかったら△、を設問に引いた線の横に書き加えます。

○、✖だけでなく、必ず△も書いてください。

上の例を使って、考えてきましょう。

本文中に、「乱獲による動物や植物の絶滅の問題」について書いてあったら、その部分に○をつけます。

 ア 乱獲による動物や植物の絶滅の問題は、人々の抱くイメージが関係するなど科学的ではない理由が大きな影響を与えるということ。

 生物多様性の減少など多くの要素を含む問題は、原因の排除で解決するのではなくより広い視点で捉えるべき問題であるということ。

(便宜上、文のうしろに○を書いていますが、テストの時は文の横に書いた方がわかりやすいです。)

そして、次に、「乱獲による動物や植物の絶滅問題が、人々の抱くイメージが関係する」と本文に書いてあったら、「人々の抱くイメージが関係するなど」の部分に○をつけます。

 ア 乱獲による動物や植物の絶滅の問題は、人々の抱くイメージが関係するなど科学的ではない理由が大きな影響を与えるということ。

 生物多様性の減少など多くの要素を含む問題は、原因の排除で解決するのではなくより広い視点で捉えるべき問題であるということ。

もし、「人々の抱くイメージが関係する」ことについて、何も本文中に書かれていなかった(見つけられなかった)ら、その部分は△にしておきます。

 ア 乱獲による動物や植物の絶滅の問題は、人々の抱くイメージが関係するなど科学的ではない理由が大きな影響を与えるということ。

 生物多様性の減少など多くの要素を含む問題は、原因の排除で解決するのではなくより広い視点で捉えるべき問題であるということ。

また、「人々の抱くイメージと関係しない」と本文に書いてあったら、その部分は✖をつけます。

 ア 乱獲による動物や植物の絶滅の問題は、人々の抱くイメージが関係するなど×科学的ではない理由が大きな影響を与えるということ。

 生物多様性の減少など多くの要素を含む問題は、原因の排除で解決するのではなくより広い視点で捉えるべき問題であるということ。

この様に、選択肢に引いた線すべてについて、本文中に書いてあるかどうか、○、×、△をつけていきます。

すべてに印をつけ終わったら、その印をみて、設問が「最も適切なものを選べ。」の場合はすべてが○の選択肢を、「不適切なものを選べ。」の場合は✖や△がついている選択肢一つを選びます。

もしも、すべてが○の選択肢がない場合は、どこかで見落としているということなので、△(本文中に書いてなかったと思った)の部分が、本当に本文中に書かれていないかどうかのもう一度確認しましょう。

設問が「不適切なものを選べ。」の場合は、✖や△がついている選択肢を選びます。不適切なものを選ぶ場合は、解答の選択肢一つだけ✖か△がついていて、他の選択肢はすべて○のはずです。

もし、二個以上の選択肢に×か△がついている場合は、やはり見落としている可能性があるので特に△の部分が本文中に書いていないかどうか、確認しましょう。

5 答え合わせをする

すべての線の横に印をつけ終えて解答を選んだら、答え合わせをします。

あっていたでしょうか?

もし、間違えていた場合は、印のつけ方が間違えていたということです。

自分が選んだ選択肢と、正解だった選択肢について、もう一度本文中のどこに書いてあるか、書いていないのかを見直しましょう。

はじめのうちは、一つの問題に時間をかけてよい

こんなにじっくりと問題を解いていたら時間がなくなってしまうと思うかもしれませんが、慣れると素早くできるようになります。

ですので、最初はたっぷり時間をとって、じっくり選択肢と本文の内容を見比べる練習をしてみましょう!

ここまで詳しく見ていけば、どうしてその答えが正解になるのかを説明できますよね。

まとめ

  • 選択問題を使って、本文の内容理解をする練習をしてみよう。
  • 選択肢に線を引き、本文中に書いてあるかどうかを探して、印をつけます。
  • まちがえたら、もう一度本文のどこに書いてあるか、書いていないかを探します。
  • 最初は、時間がかかってもよいので、問題文をじっくり読む習慣をつけましょう。


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