【問題集レビュー】「陰山メソッド徹底反復漢字プリント」は中学生にもおすすめ

国語読解が苦手な中学生には、まず漢字が読めるかどうかからチェックしてもらっています。漢字が読めない中学生は多いのですが、そんな中学生におすすめな問題集をご紹介。

100マス計算などの徹底反復シリーズで有名な陰山英男先生が出している小学校で習う漢字の問題集『陰山メソッド「徹底反復 漢字プリント」小学校1~6年』です。

問題集の内容と、良い点足りない点、この問題集を利用した読解のための漢字勉強法について解説します。

陰山メソッド徹底反復漢字プリント

この問題集は、小学校の各学年で習う漢字を学年ごとにまとめたつくりになっています。

内容は、

  • 力だめしテスト
  • 全漢字音読
  • 全漢字
  • 総熟語
  • 索引

から成っています。

力だめしテストも含めて、すべて学年別になっています。小学1年生から使えるようにとの配慮。さすがです!

力だめしテスト

1学年1ページ。問題数は6年生でも28問と多くありません。

読み書き両方ありますが、書き問題の方が多いです。

ただの漢字の書き取りではなく反対語を書かせる問題もあり、1回の勉強の効率をよくする工夫がされています。

本書では、まず1年生の力だめしテストから受けて、半分以上解けなかった学年から勉強を始めましょうと書かれています。

全漢字音読

1学年2~3ページ。

その学年で習う漢字がいくつか入った短文が書かれています。その短文を音読練習して、その学年で習うすべての漢字の読みを身につけるという考えです。

期待されたいたが、一点を死守するのに終始していた。

上の文は三年生の全漢字音読から引用したものです。このように、三年生で習う漢字は太字になっています。

読み方は、次の「全漢字」で確認することができます。

全漢字

1学年4~5ページ。

全漢字音読の文と全く同じ文を使って、書き取りの練習をします。

全漢字音読で太字だった文字が、空欄になっていてその文字をうめていくやり方です。

総熟語

1学年9~17ページ。

その学年で習った漢字すべてを使った熟語の、読み取りと書き取りを練習するページです。

表になっていて、左に漢字、右に読み方が書いてあります。

例えば、「国」とう字だったら、表の左に「国 外国 国語」と書いてあり、右に「くに がいこくご こくご」となっています。

表は半分から折れるようになっているので、片方を隠して書き取りと読み取りの練習をします。

索引

学年で習う漢字が訓読みの五十音順に並んでいます。この本のどのページに載っているかと同時に、同じシリーズの「徹底反復 新・書き順プリント」のページ数も載っています。

良い点と足りない点

良い点

  • 読み書き両方を同じ文で練習できる。
  • 短文の音読練習もできる。
  • 熟語がたくさんあるので、とりこぼしがない。

読み書き、同じ文、同じ熟語で練習をするので、記憶に残りやすくなっています。

また、短文の音読練習ができるので、中学生の読解基礎にも役立ちます。

短文ひとつに、その学年で習う複数の漢字が使われています。そのため、高学年になると短文とはいえ、難しい言葉が並びます。

をこえ困難問題に善処し、法案の成立を進する。

この文は6年生から引用しましたが、中学生の論説文になるとこれくらい漢字を使った文章が長々続きます。短文ですらすら読めるようにしておきたいところです。

それぞれの漢字は知っているけれど、熟語になると読めなくなる言葉も多いです。

例えば、「汽船」。これはどちらも小学2年生までに習う漢字です。汽車、船、はそれぞれ読むことができても、「きせん」を読むことができない子どもは多いのではないでしょうか。

足りない点

  • 書き順がない
  • 四字熟語や同意語、対義語はない。

この問題集は、読み書きだけに特化しているので、書き順や四字熟語などは書いてありません。

書き順も学習したい場合は、連動している陰山英男の徹底反復シリーズを利用するとよいと思います。

四字熟語などは、また別の問題集や本が必要になります。

読解を勉強したい中学生のための利用法

国語の読解力をつけたい中学生には、まず漢字を読めるようにしてもらっています。

小学生で習った漢字の読みの勉強をするときに、この本はとてもとても利用価値があります。

その使い方を書いておきます。

  1. 1年生からはじめる
  2. 全漢字音読練習をする
  3. 総熟語の読み練習をする
  4. 意味のわからない熟語は辞書で調べる

1年生からはじめる

全漢字の復習をしたいので、1年生の内容から始めましょう。

かんたんに感じたら、どんどん進めていこう!

全漢字音読練習をする

1年生の全漢字音読練習から始めます。

読めない漢字は、全漢字プリントページ(書き取りの問題)で確認することができます。

つまらずにスラスラ読めるようになるまで、繰り返しましょう。

意味のわからない言葉が出てきたら、漢字の横に印をつけておきましょう。

熟語の読み練習をする

1年生の音読がスラスラ読めるようになったら、1年生の総熟語に進みます。

総熟語ページの右半分(読みかた)を紙などで隠します。

漢字を見て、読み方をノートなどに書いていきます。1つの漢字の熟語全部について読み方を書いたら、隠していた紙を下にずらして読み方を確認します。

読めた熟語には、漢字に線を引いておきましょう。例えば、「弟子」というようにです。

できれば、読み方はノートに書いて確認した方が良いですが、読める漢字が多かったら「1行ずつ声に出して読む→紙をずらして確認」とう方法でも良いです。

読めなかった漢字は何度もくり返し、すべての熟語に線が引かれるまで熟語の読みの練習をします。

意味のわからない熟語が出てきたら、漢字の上の印をつけておきましょう

意味のわからない熟語を辞書で調べる

音読練習や熟語学習で意味のわからない言葉が出てきたら、辞書で調べる習慣をつけましょう。

耳慣れない言葉の場合、1回辞書でひいてもすぐに忘れてしまいます。くり返し学習をしているあいだに、「あれ、これどんな意味だったかな?」と思うことがよくあります。

そんなときは、もう一度調べてください。

熟語調べノートを作って熟語と意味をまとめておくと、辞書ではなくノートを確認すればよいので楽になります。

漢字の読みだけでなく熟語の意味も知ることで、読解力の漢字の次の段階「ことばの意味がわかる」も一緒に勉強することができます。


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