中学入学前の勉強のしかた

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小学校を卒業して中学に入学すると、たった2週間の違いなのにがらっと生活が変わります。授業時間は長くなり部活もはじめ、小学校の時よりかくだんに忙しくなるのに勉強する内容はとても増えます。中学校の勉強に遅れないために、どんなことを入学前に勉強したらよいでしょうか?

この記事で書いている中学入学前とは、小6の冬から中学校の入学式までの期間です。

 入学前にしておくことは2つ

中学校での勉強に遅れずにしっかりと追いついていくためには、入学してから準備したのでは遅すぎます。小学6年生の冬になると、中学校への入学をどんどん意識しだすと思います。

新しい生活は楽しみだし、不安もありますね。勉強に対する不安は早めに解消しておきましょう。

そのために、することは2つ。

1つ目は、小学校の復習をすること。
2つ目は、中学生活のイメージをすること。

勉強に遅れないようにと考えるとつい中学の内容の予習をしていった方がいいのではないかと考えてしまいがちです。けれど、中学に入学した当初の1ヶ月は勉強の進みは遅いですし、3年間勉強は続きます。予習はその都度やっていった方が良いので、中学に入学してからの毎日の家庭学習で間に合います。

それよりも、中学でつまづきやすい小学校の範囲の勉強の復習をしっかりとしておきましょう。中学では、小学校で習ったことは知っていることとして進んでいきます。中学の勉強についていけない理由は、小学校の時の内容ができていないことが多いです。

小学時代と同じ気分でいると、中学での勉強にはなかなかついていけません。そのためには、中学生活をイメージして、これから生活が変わるんだ!と知り、心構えをしておく必要があります。

 国語の勉強方法

国語でやっておくとよいことは、小学校で習った漢字の復習です。

実は、高校入試の書き問題のほとんどが小学時代に習った漢字なのです。しっかりと書けるようにしておきましょう。

学年別の問題集を使って、ノートに書けるかどうかチェックしていきます。書けたものはもう練習しなくてよいし、書けなかった漢字は練習して時間をおいてから覚えているか確認してください。

そしてぜひ漢字の練習のときに、いっしょにやってほしい事があります。それは、意味のわからない言葉が出てきたら辞書で意味を調べて欲しいのです。国語の苦手な生徒のなかに、漢字は読めるけどその言葉の意味がわからない、という生徒がいます。書いてある言葉の意味がわからなければ、長文問題を読んでも読んでもできない、という状態になってしまいます。

中学国語で大事なポイントとなる読解問題の助けにもなるので、ぜひやってみてくださいね。

 算数の勉強方法

中学に入ると、算数は数学と呼び方が変わります。けれども、まったく別のものになるわけではなく、算数を成長させたものが数学です。小学校の時は算数ができていても、中学に入ると苦手になる子も多いです。

算数はそれぞれの単元ができていれば点数がとれることが多かったのですが、数学になると今まで勉強してきた算数や数学の知識がないと解けない問題が出てきます。

数学は積み重ねの科目です。中学に入る前に、算数で苦手なところを克服しておきましょう。

特に、つまづく生徒が多い単元は次の通りです。
分数の計算(特に、通分)
・割合の計算
・速さ、時間、距離の関係
・比の計算
・約数

『未来を切り開く学力シリーズ 小河式プリント中学数学基礎篇 』という問題集は、名前が中学となっていますが、半分は小学の復習です。どこの単元ができていないかのチェックテストがあるので、これを1冊やっておくとよいと思います。

 社会の勉強方法

中学の社会は、地理・歴史・公民を3年間で学習します。地理、歴史は小学校でも習いましたが、さらに詳しく勉強していきます。

地理は、白地図を見て都道府県名と都道府県庁所在地を漢字で書けるようにしておくとよいでしょう。

歴史は、穴うめの年表式問題集を使い大切な用語を覚えているか、漢字で書けるかどうか確認していきます。(ノートに学習していってください。) 小学時代の内容を忘れていると、中学にいってから小学校の時に習った内容も中学で習った内容も一度に覚えなければならなくて大変です。

余裕があれは、地理も薄い基本問題集を使って学習してもよいですが、まずは上に書いた地理と歴史の2つについて学習してみてください。

 理科の勉強方法

理科も小学校で習った内容をさらに詳しく中学で勉強していきます。そのため、もし余裕があれば問題集を使って小学内容を復習してもよいです。しかし、理科の場合、小学内容を忘れていても中学の授業をきちんと聞いて勉強すれば理解できるようになっています。

ですから、無理して復習をして中学にのぞまなくても大丈夫です。そのかわり、中学に入ったらしっかり勉強しましょう!小学理科は日常生活で常識的にわかることも多いのですが、中学理科はそうはいかないのでちゃんと勉強しなくちゃね。

 英語の勉強方法

中学に入ると、本格的に英語がはじまります。最初はあいさつの仕方やゲームのように楽しく授業が進んでいきますが、5月も過ぎるととつぜん進むスピードは速くなり、読む・書く・聞くが必要になるテストがやってきます。

入学前にアルファベットをスラスラ書けるようにしておくこと。
最低限、これはできるようにしておいてください。

それから、覚えておいてほしいことは、中学校の教科書に出てくる単語や文は全部書けるようにならなければならない、ということです。これを知らないと、最初はゆっくり楽しく進んでいる授業にだまされ(?)て、書く練習が習慣にならないまま時は過ぎていきます。

入学前に簡単な単語の予習をするよりも、「中学校に入ったら全部覚えなければならない」ということを知っておくことの方が、入学したあと英語の授業についていけます。

最後にもうひとつ、これは絶対ではないのですが、文字にはいろいろな発音があると知っておくと、単語の読み書きと、聞く発音の間で悩むことはなくなります。

どういうことかといいますと、”many” という単語を例にします。
最近の中学の英語の授業は、リスニングや音読に力をいれているので、耳から単語を覚えることも多いです。
「多くの=メニー」(まだまだ多くの中学生はカタカナ発音で覚えています・・・)だとわかっているのですが、いざ書こうとすると、”meny” になってしまう子がいます。
ローマ字読みがごっちゃになっているんですね。「だって、エはeでしょう!?」というかんちがいをしてしまうのです。

先に、ひらがなのように一文字につき一発音が対応しているわけではない、ということを知っておくと、こんなかんちがいはなくなります。

また、eは発音する時はエやイ(-)と発音し、発音しない場合もある。aは、ア以外にアェ(カタカナにするとエに近い)とも発音すると知っていると、”many” のスペルも覚えやすくなります。

この発音に関しては、フォニックスという英語のスペルと発音の関係をルール化したトレーニングをしておくと、すんなりと中学英語に進めます。フォニックスに関しては、たくさんの本が発売されていますが、子供向けのものを選ぶとよいでしょう。また、フォニックスルールはたくさんあるので、最初から全部覚えようとせずにまずはCDと一緒に文字を見ながら楽しく発音をくりかえしましょう。

 中学生活についての心構え

小学校の内容を復習も大事ですが、それよりもさらに大切と言っても言いすぎではない心構えについてです。

お兄さんやお姉さんのいない人は、中学生ってどんな生活を送っているのか全然わからないかもしれません。兄姉がいてなんとなくはわかっていても、具体的にどういう風に1日を過ごしているのかは知らないですよね。

小学時代と同じ気分で生活していると、初めてのテストでものすごいショックを受けることになりかねません。はじめにつまづくと追いつくために人並み以上の努力が必要になりますし、なにより勉強に対するやる気が落ちてきます。

先ほど書いたように、中学校では生活が変わります。毎日、予習復習もしなくてはならないし、小学校時代にはなかった定期テストというものもあります。高校受験も意識して勉強しなければなりません。授業時間も長くなる上部活もあるし、とても忙しくなります。

中学生は、自分で考えて勉強していかなければなりません。

どんな生活がまっていて、どういう風に勉強していけばよいか、入学前にイメージしておくとスタートダッシュで中学生活が波にのれます。

4月は本当にゆっくりと勉強が進みます。部活も本格的にはまだ始まりません。その後からが勝負と入学前に知っておいてください。

時間を上手に使って計画的に勉強も他の自分がしたいこともやって、楽しい充実した中学生活をおくりましょうね。

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コメント

  1. すず より:

    いい方法ありがとうございます。参考になりました!これから、そういう勉強を常にしていこうと思います!本当にありがとうございます。
    ちなみに私は、小6です。

    • ncare より:

      >すずさん、こんにちは!
      コメントありがとうございます。返事が遅くなってしまいごめんなさい。

      小学校卒業おめでとうございます!
      もう少しで中学生ですね。
      小学校の復習は順調でしょうか?
      楽しい中学生活になるといいですね。

  2. たゆら より:

    はじめまして、この春中学入学を控えた子を持つ母親です。どうにもノンビリした我が子に、少しでも準備を意識してもらおうと探していて、こちらを見つけました。大変分かりやすく書かれていて、参考になりました。
    あと約3ヶ月、親子共々頑張ります!

    • ncare より:

      >たゆらさま
      コメントありがとうございます!最近は中学に上がって環境が変わる中1ギャップも問題になっていますよね。学習内容ももちろんですが、中学生になったら勉強の仕方が変わるということをぜひ意識してあと3か月お過ごしください。応援しています!