中学2年生はなんとも中途半端な学年と呼ばれます。1年のときのような新鮮さはないし、中3のように受験というはっきりとした目標も近くにありません。でも、本当に中途半端な学年なのでしょうか?学校生活にも慣れ、部活も中心的な役割となり、学習内容もどんどん増えてきて、とても充実した1年なのではないでしょうか?
そんな1年間の勉強法についてお伝えします。
中だるみではないバトンタッチの役割を
中2は中だるみの時期になると言います。テストにも慣れて、なんとなく自分の成績もこれくらいかなとわかってくる。志望校も少しは考えるけど、現実的ではありません。
中1の入学直後のワクワクとしたやる気と、中3の受験が現実味を帯びてきたやる気の間をつなげる橋渡しとして2年生の1年間を過ごしましょう。
具体的にいうと、1年生でやってきた基礎の勉強を引き続きやりつつ、入試にむけて少し応用問題にも目を向けます。学習時間も1年生のときより、少しだけでいいので長めにとりましょう。
基礎の勉強
基本的な勉強は1年生の時と同じで基本をしっかり完璧にする、こと。
長期休暇には、2年生の内容の復習だけでなく、1年生の復習もしましょう。1年生の時に一度終わっている問題集なら、短時間で復習することができます。
学校生活になれてきたように、1年から続けている勉強法にも慣れているはずです。
もしも、1年生のうちに基礎をしっかり身につける学習習慣がついていないなら、2年生の今のうちに1年生の分も取り戻しておきましょう。
応用問題
2年生になり学習時間が増えた分で、基本問題がしっかりできているなら応用問題にも挑戦してみましょう。もし、基本問題がまだ怪しい時は応用問題ではなく基本を完璧にすることを目指してください。
応用問題には、少し難しめの分野別問題集を使います。公立高校入試用と書かれているものがいいでしょう。分野別なので、今までに習った範囲の問題を選んで解きます。
英語は3年生の文法を習わないと入試問題で解けるものはないので、入試用ではなく文法問題集を使います。
定期テストと違うタイプの問題で、とまどうこともあるかもしれません。でも、中2のうちから少しずつやっていけば、3年生の受験勉強のときに楽にとりくむことができます。
問題を解くのにかかる時間はあまり気にせず、じっくりと自分の頭を使って解いていきましょう。