中3の1年間は、ぼーっとしているとあっという間に入試当日です。計画的に入試までの戦略をねりましょう。1年間をいくつかの時期にわけて、勉強内容を変えるとスムーズに受験勉強が進みます。
1年間を分割して計画を立てましょう
中3の1年間を同じように過ごしていると、受験勉強に間に合いません。細かく時期をわけることで、今なにをすべきかがはっきりして勉強にとりくみやすくなります。また、「〇月までにこれをする」と決めることで、締め切りの意識がうまれ学習にもめりはりがつきます
今までの経験から、4~6月、7~8月、9~10月、11~1月、2月をいう時期にわけるといいと思います。これは公立高校を第一志望のする分け方です。私立の場合は、試験が1か月早いので2月の項目に書かれている内容は1月にしてください。
中3の4~6月
中3の4月からと書きましたが、早めに取り組みたい人は中2の3月もこの期間に含めてください。
この時期は、苦手分野発見の時期です。できるだけ細かく単元を分けて、1~2年の学習してきた範囲の自分が苦手な分野を見つけてください。
どうやって苦手な単元を見つけるのか!?という方法ですが、分野別に分かれている薄い問題集を各科目1冊用意して解いてください。基本問題ができない分野は要チェックです。
どの単元が得意でどの単元が苦手なのか、しっかりと把握して記録しておきましょう。
数学と英語に関しては、苦手な単元に関連する少し前の分野から復習してください。
数学は、計算、関数、図形のおおまかに3分野(その他独立している単元として、場合の数、資料の整理などもありますが。)に分かれています。2年分野の連立方程式が苦手なのなら、1年分野の一元一次方程式がきちんとできているか?二次関数が苦手なら、二次方程式を理解しているか?苦手な単元のもとになってる単元から復習すると、楽に苦手分野の克服ができます。
英語に関しては、文法別に確認していくとよいでしょう。現在完了が苦手なら、現在形でBe動詞と一般動詞の文を違いがきちんと理解できているか、についてから学習しなおしてください。英語は、「単語」と「Be動詞、一般動詞、助動詞を使った文の違い」について学習するだけでも、かなりの苦手分野の克服につながります。(解説が理解できます。)
中3の7~8月
夏休み前から夏休み中は、苦手科目の克服に本格的にとりくみましょう。
6月までにチェックした自分の苦手分野をこの2か月で克服することを目標とします!
難しい問題を1問解けるようになるよりも、50%以上の人がとれる問題を落とさないようにすることを意識して勉強しましょう。
単元別に分かれた問題集の基礎問題からていねいに解いてゆきます。ただ問題が解けるようになるだけでなく、どうしてこういう答えになるのかを理解しながら学習を進めましょう。
社会に関しては、教科書の順番(歴史なら時代の流れ、地理なら地域別)に弱点をつぶすとともに、テーマ別(歴史なら文化や国際関係、地理なら農業、産業、輸出、など)にも苦手な分野を学習しましょう。学校の定期テストはできるけど、実力テストや模試では点数が伸びないという場合は、テーマ別が苦手な場合が多いです。一度整理するといいですよ!
夏休みは、まとまった学習時間がとれる大切な時期です。苦手単元克服とともに、じっくりと時間をかけることが必要な勉強もこの時期にしましょう。
各科目の勉強法については、こちらの記事に書いています。
塾の夏期講習に行っているとその宿題をするだけでも時間はかかります。でも、塾のテキストや問題は多くの人に合わせたもの。自分の苦手分野がわかっているのなら、塾以外にも弱点克服のために時間を作りましょう!
長くなってきたので、中3の後半の勉強のしかたについては別にまとめます。