中学生の英語で押さえるべき4点は、単語・文法・長文・リスニングです。この4つができているかを意識しながら学習を進めていきましょう。そのために、効果的な学習は教科書を勉強しつくすことです。
この4点の学習法についてはくわしく書いていく予定ですが、まずはざっとどうして重要なのかを書いていきます。
単語・熟語
中学生での単語や熟語の暗記は、とにかく重要です。単語の意味がわからない、書けない、読めないと、文法も長文もリスニングも勉強できません。
中学で習う単語・熟語は、すべて英語で書けるようにします。もちろん日本語の意味もわかるようにします。
1年生から新しい単語が出てくるたびに、練習して覚えましょう。過去に習って覚えていない単語がある場合は、急いで単語の暗記をはじめましょう。その場合は、動詞からはじめてください。
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文法
文法もとても大事です。文法とは、教科書の単元ごとに例文になっているものです。
これがわからないと、意味のある文を作ることができません。
日本語で言うと、「わたし、雨、降る、思う、傘、持つ、出かける」というバラバラの言葉を
「わたしは雨が降ると思ったので、傘を持って出かけました。」という意味の通り文を作るために、文法を習います。
授業では、教科書に出てくるたびにきちんと例文を暗記して、日本語から英語に書きかえられるようにしましょう。
また、長期休暇などを利用して薄い文法問題集を使って、文法をまとめて勉強しましょう。
長文
長文が苦手な生徒は多いですね。
最近の入試は、長文問題が多く文字数も多くなっています。
長文対策をしたくなると思いますが、まずは基本の単語と文法の学習をしっかりしましょう。長文と言っても、中身をみるとひとつひとつの文章は教科書の例文で習ったような短文です。
単語の意味がわかって短文の意味がわかれば、長文内容も理解できるはずです。
本格的な長文対策は中3からで十分ですが、初めて見る長い文章に抵抗を感じる場合は1年生のうちから簡単な長文問題をたまに解いてもよいですね。
でも、まずは単語と文法(教科書例文)を!
しつこいですが、英語は基本が大事ですよ~
リスニング
リスニングも、最近の入試では2割ほど出題されることが多く重要です。定期テストでも同じくらい出る学校が多いですね。
リスニングは聞く力がつくまでに、時間がかかります。(単語、文法ができていることは、大前提です。)
中学生のリスニング問題では話している内容は難しくありません。きちんと英文を聞き取ることができれば、正答を選ぶことができます。
そのための英語耳をつくるために、早い段階から継続して英語を聞き続けましょう。リスニング問題でないただの英文でかまいません。
1回に聞く時間は短くてもいいです。その代り、毎日のように聞き続けてください。1週間に1度1時間聞くなら、1週間に7日間5分聞いてください。
聞く内容は、文を読めば英文の意味がわかるものを選んでください。教科書ガイドのCDはとてもよいです。
教科書を勉強しつくす
中学生の英語の勉強では、とにかくまずは教科書を勉強しつくしてください!
全文を英語⇔日本語に書きかえられるようにする
これで、単語・熟語、文法はばっちりです。定期テストは、ばっちりです。
教科書の内容のCDを聞きながら音読する
音読は非常に効果的な勉強法なので、ぜひ毎日やってください!
CDを聞きながら音読すると、発音もよくなるしリスニング対策にもなりますよ。
英語のリズムが体に身について、初めて読む長文でも対応しやすくなります。自分で英作文をしたときも、文法上まちがえていると、「なんか変だな~、こんな言い方気持ち悪いな」と気づくようになります。