国数英理社の5教科にたいして、実技教科や副教科と呼ばれる技術家庭・音楽・保健体育・美術の定期テスト対策をおろそかにしていませんか?それってとっても危険!副教科の評価が低いことで、希望する高校に行けないこともあります。
どうして副教科のテストが大事なの?
定期テスト前になると、5教科の勉強を一生懸命して副教科の勉強はちらっとノートをながめる程度の生徒が多くいます。
あまり大事だと思っていないのかな?
非常に危険です!!!
副教科は、「実技」、「授業態度」、「定期テスト(ペーパーテスト)」の3つから通知表の成績が決まります。
実技がとっても苦手な生徒でも、定期テストの点数を上げることで5は無理だとしても4は取ることができます。(もちろん授業態度は大切)
公立高校の入学試験では、当日の試験と同様に内申点も重要になります。
希望の高校があっても、その高校の合格ラインに内申点が足りていないと受験自体をあきらめなければならないことがあります。
ではその内申点に関係する教科はなんでしょうか?
主要5教科だけ?
いえいえ、副教科もばっちりと内申点に関係します。
5教科と同じように通知表の成績を得点とする都道府県と、さらにはなんと副教科は何倍かして加点される都道府県があります。たとえば、宮城県は2倍されます!
自分の都道府県では、内申点はどのようにして計算されているのかを知っておきましょう。
ベネッセのサイトでは、各都道府県の内申点の計算方法が載っています。
⇒47都道府県別・高校受験情報
自分の住んでいる都道府県をクリックして、「内申書情報」を見てください。(「〇〇県の公立高校の入試制度って…?」という部分の1番上にあります。)
また、年間の定期テストを受ける回数は、5教科と比べて副教科は少ないことが一般的です。小テストもほとんどないでしょう。
ということは、1回の定期テストの重要性は5教科よりも高いのです。(1度失敗したら、ばん回するチャンスが少ないのだ!)
だから、真剣に定期テストに取り組もうね。
私の中学時代の隣の席の子は、私より5教科の定期テストは良かったのに実技教科をさぼっていたせいで内申点が足りなく、同じ高校を受けることはできませんでした。本当に悔やんでいましたよ~。
その経験から、家庭教師として一緒に勉強をしている中学生には、「実技教科も手を抜くな!」と口をすっぱくして言っております。
どうやって副教科のテスト勉強をする?
高校入試に副教科の定期テストの点数が大事だということがわかったら、テスト勉強もやる気になりましたよね!?
それでは、テスト対策の勉強法です。
まず最初に、副教科のテストはそれほど難しい内容は出ないということを覚えておいてください。
先生が配ったプリントや教科書の基本的な内容が問われることが多いです。
特に、授業で実技をした分野はよく出ます。
テスト勉強自体はテスト週間だけの勉強で十分足りますが、普段の授業中に先生が大事だと言ったことや、実技の時に先生が板書した内容をしっかりとノートに書きとめておく必要があります。
体育の授業中に競技のルールや用語を習ったときは、近くにノートはありません。その場合は、教室に戻ってきてからメモしておきましょうね。
その時は、覚えているから大丈夫!と思っても時間がたつと忘れてしまうことがよくあります。
テスト前は、先生が配ったプリントや教科書の大事な用語を説明できるようにしておきます。テスト範囲も発表されるので、授業で取り上げていなくても範囲に入っているものはしっかり覚えておきましょう。
社会の勉強と似ていますね。暗記マーカーを使って、どんどん暗記していく勉強法がお薦めです。
美術や技術では授業でならった手法で図を描いたり製図をするように問われる場合もあるので、確認しておきましょう。
進研ゼミの中学講座では実技教科の定期テスト対策(リンク先に見本ページがあります。)がされています。
どこを勉強してよいかわからない生徒は、こういう暗記集や問題集を利用してもよいかもしれませんね。