中学生のリスニング学習におすすめな問題集を紹介します。選ぶポイントは「読んだときに簡単に思える英文の教材」。そのために、学年別ではなく英語の成績別のおすすめリスニング問題集となっています。
1 英語が苦手な生徒
2 定期テストの成績が平均以上の生徒
3 英語が得意な生徒
4 夏以降の受験生
この4パターンに分類して紹介しています。
具体的な勉強法については、リスニング学習の実際の手順を参考にしてください。
1 英語が苦手な中学生向け
1)学校の授業で学習したリスニング問題を復習するために、
教科書ガイドCD版がおすすめです。
(*リンク先は検索結果になっているため、CD版ではない教科書ガイドも出てきます。購入の際は、必ず「出版社名、学年、CDであること」を確認して注文してください。)
リスニング教材で大事なことは、「ぱっと文を読んで意味が分かる教材をつかうこと」です。
けれど、英語が苦手な場合、なかなか英文を読んですぐに意味をとることは難しいです。
そんなときは、一度学校で勉強をしている教科書を使って学習するのが一番です!
教科書の内容も全く同じ内容のCDなので、学校でも学習したリスニング問題を教科書を見ながら学習してください。
授業でやったものと同じリスニング問題を、教科書ガイド(CD版)を使えば自宅で何度も学習することができます。ちょうど学校でやっている単語や文法を繰り返し聞くことになるので、リスニング以外の基礎学力もつけることができます。
2) 定期テスト対策に、
教科書ワークまたは教科書トレーニング
(必ず、自分の使っている教科書の出版社と学年に注意して購入してください。)
教科書ガイドで勉強したうえで、新しい問題を解きたくなったら教科書準拠(使っている教科書の内容に沿っています)の問題集で学習するのがおすすめです。
リスニングのみの問題集ではないので問題数は少ないですが、教科書の進み方に合った内容のリスニング問題を解くことができます。
英語の成績が平均以上の中学生向け
1) しっかりとリスニング力をつけたいなら、
リスニング学習を1からはじめるのにとても良い教材です。
単語の聞き取りから始まり使われている文法も徐々に難易度があがっていくので、1年生から使えます。
簡単な文法の解説も書かれています。
2) 定期テスト対策をしたいなら、
教科書ワークまたは教科書トレーニング
(必ず、自分の使っている教科書の出版社と学年に注意して購入してください。)
定期テスト前に教科書の例題と似たような問題を解きたい場合は、CD付きの教科書準拠問題集を使って学習するとよいですね。
学校で習っている文法にあった問題を学習することができます。単語も今までに習ったものしか出てこないので理解しやすいです。
問題数は少ないので、上記のくもん問題集を普段の学習で使い、テスト前には準拠問題集のリスニング問題で確認がよいと思います。
※教科書ワーク、教科書トレーニングはどちらも同じような内容です。どちらを使ってもそれほど差はありません。もし、迷ったらWebテストなどの特典が多い教科書トレーニングの方を選んではどうかな。
■英語が得意な中学生
本屋では販売されていなく、Z会から直接購入です。
(z会に入会しなくても購入できます。)
基礎編と応用編があります。
公立高校入試対策の場合、基礎編をしっかりと学習しましょう。応用編まで学習できると、中学生としては十分なリスニング力がつきます。
和訳は載っていますが文法の説明などはないので、基本的な英文は読んで理解できる生徒向けです。
受験生の夏以降
住んでいる都道府県の公立高校入試問題や私立の志望校の過去問
高校入試のリスニング問題は、公立高校なら都道府県ごと私立高校なら学校ごとに特徴があります。
問題形式に慣れておく必要があるので、CD付きの過去問集を買って練習しておきましょう。
声の教育社「過去問シリーズ」と東京学参の「公立高校入試問題」
が有名です。
声の教育社版は都道府県によって収められている年数が違うので、両方を見比べてより多くの年数の過去問が入っている方を選ぶとよいでしょう。